杜甫と安史の乱
アジア遊学 324 (レーベル)
発売日: 2026年9月15日
ISBN: 9784585325703
3,850円
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七一二年、玄宗皇帝即位の年に生まれた杜甫。
この偶然は、杜甫にいくつもの歴史的な必然を背負わせることになった。
生涯全一四五七首の中、安史の乱勃発までに作った詩はわずか一〇〇首余りにすぎず、残り大部分の一三〇〇余首を、乱中・乱後の世界において作り続けた。
安史の乱によって引き起こされた社会の変化を文学に書き留めるために、天から遣わされてきたような詩人であった杜甫。
彼はその戦乱の世に何を見、何を詠んだのか。
そして安史の乱とはなんであったのか。
杜甫を軸として安史の乱を見ることで、安史の乱がその後の文学と政治・社会に与えた意義を問い直す。
序説 松原朗
導論 杜甫とその時代ーー晩年まで続く放浪の旅 後藤秋正
導論 安史の乱を考える 氣賀澤保規
【第1部 杜甫「春望」詩をめぐる諸問題】
杜甫「春望」の「感時花濺涙、恨別鳥驚心」をどう読むか? 下定雅弘
「春望」詩における「山河」 遠藤星希
安史の乱下の杜甫と家書 高芝麻子
【第2部 乱中の杜甫】
自伝的長篇詩の誕生ーー「北征」を中心に 谷口眞由実
杜甫の家族へのまなざし 好川聡
蜀道の詩 後藤秋正
浣花草堂の文学ーー幸福なる落魄者という自画像 松原朗
杜甫と農、杜甫と税 浅見洋二
夔州における抒情の深化ーー「秋興八首」「詠懷古跡五首」の詩律と抒情 冨山敦史
晩年期「拗体」の実験 丸井憲
【第3部 杜甫の周囲】
離散する宮廷の芸術家たち─-杜甫の共感 加藤聰
王維と安史の乱 紺野達也
李白と安史の乱 石碩
【第4部 杜甫以後の文学】
諷諭詩の展開ーー元結・顧況 加藤敏
「大暦十才子」と杜甫 大橋賢一
韋応物の文学とその時代ーー墓誌の分析を踏まえて 土谷彰男
顔真卿と浙西詩会について 林玟君
【第5部 乱後の世界】
「藩鎮」の出現ーー唐朝と地方軍閥の攻防 丸橋充拓
租調役から両税法へ 速水大
唐代の兵制改革ーー唐初から徳宗朝にかけて 平田陽一郎
安史の乱後の宦官ーーその虚像と実像 竹内洋介
この本の見どころ (キョウハツ独自解説)
9月発売の小説・書籍1070冊中、価格は上位4%(38位)に入る高価格帯。勉誠社は普段金曜発売が中心ですが、本作は火曜発売と異例のスケジュールです。
この本のデータ (キョウハツ独自集計)
同日発売(火曜日)
224件
同ジャンル 48件
勉誠社 の発売傾向
金曜日が最多
本作は火曜発売
9月の小説・書籍内 価格順位
38位 / 1070件中