とりあえずウミガメのスープを仕込もう。
発売日: 2026年5月21日
ISBN: 9784087448931
902円
いろんなおいしさがあって、人生は楽しい。
大雪で一週間以上家に閉じ込められた時、むすめが焼いてくれた甘くて儚いパンケーキ。
幼い兄弟の舌をがっちりつかんだ30年前の家庭科教科書のレシピとは。
家族と、友人と分かちあい、ときにひとりで堪能するおいしいものたち。
福井から北海道への移住、本屋大賞受賞など、いくつもの転換点を迎えながら7年書き
続けてきた食の記憶を1冊に。
第6回料理レシピ本大賞特別選考委員賞受賞!
「ESSE」に連載した食エッセイ85編&小説1編。
単行本未収録の8編も収録!
「連載を始めたのは2011年。12歳、10歳、7歳だった子供たちもすっかり大人になった。15年が経って、家族のかたちも変わってきている。(中略)
この本にはおいしいものを一緒に食べる場面が何度も登場する。まごうことなきよろこびだったと思う。ささやかながらも、たしかなしあわせだった。でも、大切なのはそれだけではないことを今は知っている。おいしいものは、分けあえばおいしいけれど、分けあわなくてもちゃんとおいしい。ひとりでもおいしいのだ。」--あとがきより
【もくじ】
◆一章 つくること、食べること
「豆を煮る」、「泰然自若シチュウ」、「クリスマスの夜」、「失敗ごはん」「お正月のカレー」、「ローガンと出汁」、「キノコ嫌い」、「楽譜とレシピ」、「塩鮭の注文」、「大雪のパンケーキ」ほか
◆二章 なんでもない日のごはんとおやつ
「最強ハンバーグ」、「虎のバター」、「100%オレンジゼリー」、「おいしい朝ごはん」、「ミルクティーとスリッパ」、「山の中のお正月」、「イッタラとバウムクーヘン」、「ゆかりたん」、「お金持ちのサラダ」、「心配されたお弁当」ほか
◆三章 思い出の食べもの
「君の名前」、「水ようかん」、「まぼろしのオムライス」、「おついたち」、「鹿まんじゅう」、「四月のかき氷」、「読書会のメニュウ」、「スープを煮込む」、「ハッピーチャンス」、「黄金色のジャム」ほか
◆四章 その後のごはん
「陽の当たらない食卓」、「外食の葛藤」、「オホーツクのチョコレート」、「コーンスープ」、「まんじゅうの行方」、「誕生日の夜」、「お祝いのケーキ」
◆短編 ウミガメのスープ
●著者プロフィール
宮下奈都(みやした・なつ)
1967年福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選。16年『羊と鋼の森』で第13回本屋大賞受賞。著著に『スコーレNo.4 』『太陽のパスタ、豆のスープ』『窓の向こうのガーシュウィン』『よろこびの歌』『終わらない歌』など。