無音 忌み語を紡ぐ町
発売日: 2026年8月5日
ISBN: 9784087754780
2,090円
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那月がD県十櫃町に帰ってくるのは、14年ぶりのことだった。電車から降りた瞬間、背がひやりとした。この町には忌み語が多い。たがい違い、アカンボ、くっつく……そしてタカシマサキ。那月が中学時代の同級生の名、鷹島咲も忌み語のひとつだった。彼女の死を皮切りに原因不明の自殺が続いた事実と、その葬儀で聞いたおかしな声を今でも忘れられない。「ひーい」……この世のものとは思えない、その声を。いちばんの気がかりは再婚相手の名字になり、娘の名前が「タカシマサキ」になったことだ。忌み語なんて迷信。そう思おうとしても、あの声が今でも聞こえてくる。「ひーい」……。
娘の異様な言動が増え、いつしか笑顔が消えた。夫の不在、母の呪詛、元夫のモラハラの記憶、どんどん大きくなるお腹……この町は私を追い詰める。「ひーい」……。
呪いは、暴走するーー。
【著者プロフィール】
櫛木理宇(くしき・りう)
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を、 同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に依存症シリーズ、『死刑にいたる病』『氷の致死量』『虜囚の犬』『鵜頭川村事件』『少年籠城』『死蝋の匣』『ふたり腐れ』『七月の鋭利な破片』『鬼門の村』『氷河期のゴミ』など多数。
この本の見どころ (キョウハツ独自解説)
本作は櫛木 理宇の最新作(通算3作目)にあたります。集英社は普段金曜発売が中心ですが、本作は水曜発売と異例のスケジュールです。
この本のデータ (キョウハツ独自集計)
櫛木 理宇 の3冊目
3 / 累計3冊
櫛木 理宇 の前作から
-70日ぶり
前作: 氷河期のゴミ
櫛木 理宇 の平均価格比
+315円
平均: 1,775円
同日発売(水曜日)
609件
同ジャンル 84件
集英社 の発売傾向
金曜日が最多
本作は水曜発売
8月の小説・書籍内 価格順位
153位 / 893件中