雪の如く山の如く

雪の如く山の如く

張天翼/濱田 麻矢

集英社

発売日: 2026年5月11日

ISBN: 9784087735369

2,420円

中国最大の読書サイト「豆瓣」で2022年国内フィクション部門第1位! 大学生から70代まで、それぞれ異なる漢字だが同じ「リーリー」という読みの名を持つ6人の女性たちがそれぞれに遭遇する、ありふれた、しかしのっぴきならない現実とは。 どの「彼女」が体験する痛みと哀しみにも共感が呼び覚まされる、現代中国の新鋭作家による話題の短編集! ●90 年代の旧正月、養親に遠慮して最も安い「座席なし」の切符を取り、ずっと立って帰省していた大学生・立立(リーリー)が大混雑の車内で体験したのはーー「ただ座りたいだけなのに」 ●仕事帰りに公営プールに通うのが唯一の息抜きとなっている王瀝瀝(ワン・リーリ ー)。ある日現れた一人の美しい泳ぎ手から目が離せなくなってーー「スイマー」 ●巫童(ウー・トン)が婚約者の帰省に同行した際、その地方都市で偶然会ったのは、 初恋の相手の母親・姜麗麗(ジアン・リーリー)だった。思い出話をするほどに、彼の 不在が浮かび上がりーー「雪山」 ほか、全6編収録 【著者略歴】 張天翼(ジャン・ティエンイー) 天津生まれ。北京在住。 【訳者略歴】 濱田麻矢(はまだ・まや) 1969年兵庫県生まれ。神戸大学人文学研究科教授。中国語圏の現代文学を専門とし、なかでも性別表象に関心を持つ。著訳書に『少女中国ーー書かれた女学生と書く女学生の百年』、張愛玲『中国が愛を知ったころーー張愛玲短篇選』、同『半生の絆』など。

5月11日の同日発売