神秘の人びと

神秘の人びと

古井 由吉

講談社

講談社文芸文庫 (レーベル)

発売日: 2026年11月12日

ISBN: 9784065454299

2,090円

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かつてムージルの大作『特性のない男』日本語訳に取り組んでいたころから気になっていたマルティン・ブーバーの編著。それは古今東西の神秘体験を集めたものだった。1990年代初めに大病を得た著者は長い入院で重厚な書物を力を抜いて読むという淡い読書の良さを知る。病に向き合うときに、無限にも向き合うという恐ろしさを感じるが、その無限は病が癒えはじめて日常を回復するにつれ、その日常が無限をいったんバリヤのように遮断し、やがて和らげ、ついには無限への媒介をしてくれるような心持ちになっていたという。 その後、そのマルティン・ブーバーの編著を入手し、小説の連載が控えているなか繰りはじめることになる。 神秘体験を次々読みすすめるうちに、神秘体験を告白することと近代の短篇小説を書くこととの間には、どこか共通するものがあることがわかってきたのだった。 ヨーロッパ中世の人びとの神秘体験の告白の読解をつづけることが、近代以降の自意識で書かれた散文表現に通じるものを炙り出すことにつながっていくーー読者の想像力を刺激し、心を深いところまで揺さぶられる、文学的エッセイの精華。 無限の風 西洋往生心得 虚白の部屋 荒野のほとりで 至福の疎隔 十三週、二十週、そして十三年の間 主の戯れ 赤裸の歌 あたかも布の上に滴った油が 「魂の日」ふたたび 烏滸の聖か 懇切なる病理学 居ながらのエクスタシス 上昇の告白 後からの母種懐胎 七つの谷  解説  年譜  著書目録

この本の見どころ (キョウハツ独自解説)

講談社は普段金曜発売が中心ですが、本作は木曜発売と異例のスケジュールです。

この本のデータ (キョウハツ独自集計)

同日発売(木曜日)
140件
同ジャンル 27件
講談社 の発売傾向
金曜日が最多
本作は木曜発売
11月の小説・書籍内 価格順位
187位 / 943件中

11月12日の同日発売

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