ジークフリート伝説集成

ジークフリート伝説集成

石川 栄作

講談社

講談社学術文庫 (レーベル)

発売日: 2026年8月10日

ISBN: 9784065448250

1,760円

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ジークフリートは、ゲルマン・ドイツの伝説に登場する英雄です。竜を退治した際に、その血を浴びて「不死身の肌」になりましたが、背中にある唯一の急所を槍で刺されて暗殺されることで知られています。一方、ジークフリートは、ニーベルンゲン族を倒してその財宝の所有者となったことから、「ニーベルンゲン伝説」の英雄の一人でもあり、本書の表題に掲げられた「ジークフリート伝説」とは、さまざまな物語を含むニーベルンゲン伝説の中で、とりわけ英雄ジークフリートの冒険と暗殺を扱った部分を指す名称です。 ニーベルンゲン伝説の原型は、五〜六世紀のゲルマン民族大移動の時代まで遡り、現在のフランクフルト西方にあたるライン河畔フランケンの領土で英雄歌謡の形で生成したと考えられています。その後、北欧に伝承され、『歌謡エッダ』、『散文エッダ』、『ヴォルスンガ・サガ』、『ティードレクス・サガ』などに記される一方で、ドイツ南方のバイエルン地方から現在のオーストリア地方にあたる東方にも伝承され、一三世紀初頭には英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』が成立することになります。 中世後期から近代初期にかけて、この伝説を素材として韻文作品や職匠歌人ハンス・ザックスによる戯曲作品、民衆本などが作られました。その後、忘却の時期を経て、再び注目されるのは、一八世紀後半から一九世紀。ルートヴィヒ・ティークをはじめとするドイツ・ロマン派の詩人たちによって再発見され、数多くの作品が作られましたが、その集大成と言えるのが、ワーグナーの楽劇《ニーベルングの指環》でした。 本書は、日本語ではまとまった形で読むことができなかった「ジークフリート伝説」をなすめずらしい作品群を集成したものです。資料としての価値は言うに及ばず、ニーベルンゲン伝説やワーグナーをより深く味わうために最良の1冊となることは間違いありません。 [本書の内容] I スノリの『散文エッダ』におけるジークフリート伝説ーー北欧第一次伝承 II 『ティードレクス・サガ』における英雄ジグルトの物語ーー北欧第二次伝承 III 韻文版『不死身のザイフリート』--一六世紀の新しい英雄像 IV ハンス・ザックスの悲劇『不死身のゾイフリート』--一六世紀の職匠歌人による戯曲 V 民衆本『不死身のジークフリート』--一七二六年版の「読んで楽しい」民衆本 VI ティークの二つのロマンツェーー『若き日のジークフリート』と『竜殺しのジークフリート』 はじめに I スノリの『散文エッダ』におけるジークフリート伝説ーー北欧第一次伝承 II 『ティードレクス・サガ』における英雄ジグルトの物語ーー北欧第二次伝承 III 韻文版『不死身のザイフリート』--一六世紀の新しい英雄像 IV ハンス・ザックスの悲劇『不死身のゾイフリート』--一六世紀の職匠歌人による戯曲 V 民衆本『不死身のジークフリート』--一七二六年版の「読んで楽しい」民衆本 VI ティークの二つのロマンツェーー『若き日のジークフリート』と『竜殺しのジークフリート』 編訳者解説 英雄ジークフリート像の変遷 ジークフリート伝説関連図書一覧 あとがき

この本の見どころ (キョウハツ独自解説)

講談社は普段金曜発売が中心ですが、本作は月曜発売と異例のスケジュールです。

この本のデータ (キョウハツ独自集計)

同日発売(月曜日)
222
同ジャンル 56件
講談社 の発売傾向
曜日が最多
本作は月曜発売
8月の小説・書籍内 価格順位
290位 / 893件中

8月10日の同日発売

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