ある日,世界を失う 〈喪失の文学〉を読む
発売日: 2026年10月9日
ISBN: 9784000617765
4,070円
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「遠いところまで来てしまった」--五歳でパリに連れて行かれ、日本語の通じない状況に置かれた「私」は、突如として言葉と世界との結びつきを失った。その経験を原点に、人間にとって喪失とは何か、喪失の意味を普遍的にひらく文学の力とは何かに思いを巡らす。半世紀にわたる、フランス語と日本語との往還から生まれたエッセイ集。
はじめにーーNidづくり
第一部 喪失の果ての言葉ーー文学作品との対話
失うことを恐れるーー多孔性の時代のなかで
ある日、すべてを失うーーエマニュエル・カレール『一三日金』
失い方を身につけるーーエリザベス・ビショップ「ある方法」
存在と不在の中間地帯ーーバルチュス『ミツ』
失ったものが私を成り立たせているーー『レベッカ』と『夢の浮橋』
失われていく側に立つことーーヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
失うことから学ぶーーピエール・パシェ、そしてプルースト
第二部 私の喪失と再会の軌跡ーー日本語とフランス語のあいだで
喪失の軌跡を言葉で敷きつめる
根を失う
戻ることの不可能ーー距離を生きる
『ロスト・イン・トランスレーション』--言語の地政学
〈在る=存在するÊtre〉と〈有る=所有するAvoir〉
日本語で書くことの痛み
近さと遠さについてーー失われた対象との距離感
失うこと、見つけることのジグザグ
おわりにーー失うことのさらに向こう
謝 辞
この本の見どころ (キョウハツ独自解説)
10月発売の小説・書籍1014冊中、価格は上位3%(35位)に入る高価格帯。岩波書店は普段火曜発売が中心ですが、本作は金曜発売と異例のスケジュールです。
この本のデータ (キョウハツ独自集計)
同日発売(金曜日)
238件
同ジャンル 55件
岩波書店 の発売傾向
火曜日が最多
本作は金曜発売
10月の小説・書籍内 価格順位
35位 / 1014件中