エールの神様 僕の仕事と人生を動かした、たったひとつのメッセージ
発売日: 2026年12月11日
ISBN: 9784991475214
1,980円
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たくさんの言葉のなかから、
あなたにとっての「たったひとつ」を。
「この仕事に、意味はあるのだろうか。」
好きで選んだはずの仕事が、いつしか、ため息の理由になっていた。
中堅旅行会社で法人営業をする永野叶人。かつては「若手のホープ」と期待されていたが、いまは数字とノルマ、終わりの見えない会議に追われ、旅の仕事への情熱を失いかけている。会社や上司への不満を募らせ、七年付き合う恋人・あかねとの未来さえ見失いそうになっていた。
そんな叶人の前に現れたのは、神出鬼没の経営者・赤浪幸信。英字新聞を読む洒脱な紳士でありながら、口を開けば人懐っこい大阪弁。ガラケーと使い込んだ手帳を愛する、つかみどころのない人物だった。
「見えているものだけが、ほんまもんやないで」
「迷いとは、人生の伸びしろである」
「ほんまもんの仕事は、人を助けるためにある」
「本当のやりがいっていうのは、自分の思いからしか湧き上がってこんのや」
赤浪は、完成した答えを授ける「神様」ではない。ただ、叶人の心に問いを置き、胸の奥に眠っていた思いや力に気づかせていく。
叶人は、赤浪から受け取った言葉を一冊のノートに書き留める。イヤホンを外して街の声に耳を澄まし、顧客がまだ言葉にできていない願いを想像し、後輩の迷いに寄り添う。
すると、同じ会社、同じ仕事、同じ人間関係だったはずの世界が、少しずつ色を取り戻し始める。
やがて、赤浪から叶人へ届いたエールは、叶人から後輩へ、さらにその先の誰かへと渡っていく。
あなたの心に残るのは、どの言葉だろう。
ページを閉じたあとも消えずに残る、そのひとつが、明日の景色をほんの少し変えるかもしれない。
人から人へ、言葉から行動へ。
エールの連鎖を描く、結木暉の小説デビュー作。
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