遠藤周作 神と人の文学

遠藤周作 神と人の文学

古浦修子

鼎書房

発売日: 2026年11月27日

ISBN: 9784911312100

6,600円

楽天ブックスの税込販売価格(2026/10/24時点)。公式定価・ポイント・送料は含みません。最新の価格は購入先でご確認ください。

※ 上記リンクは Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイトによる広告です。リンク経由の購入で当サイトが収益を得る場合があります(詳細)。価格・在庫は各サイトでご確認ください。

遠藤周作没後30年、その文学を読み直す。 弱さと孤独を抱える人間に、愛はどこまで寄り添えるのか。 神への問い、人と人を結ぶ愛。初期から『深い河』まで、遠藤文学の核心へ。  『白い人』『海と毒薬』『沈黙』から、晩年の『深い河』へ。遠藤周作は、人間の弱さや罪、孤独を見つめ、その人生に寄り添う神をいかに描いたのか。本書は、神と人間との関係を縦軸に、人と人の愛や連帯を横軸に据え、遠藤文学を貫く〈根源と普遍への探究〉を読み解く。『おバカさん』『わたしが・棄てた・女』『女の一生』などの中間小説にも光を当て、語りや人物配置、作品構造の緻密な分析から、作品相互のつながりと主題の展開を明らかにする。  さらに『深い河』を、人生のドラマが交錯する「河」と「ほとり」、美津子の魂の旅に浮かぶ〈母なるもの〉、人間に内在する〈宗教性〉と永遠へのつながりという三つの視点から精読。老いと死に向き合う人間が求める愛と救いを掘り下げる。四部十五章を通して、遠藤文学の全体像と、今その作品を読む意義を問い直す一冊。 序 第一部 初期遠藤文学における〈西〉と〈東〉の距離感の認識 第一章 『白い人』--〈悪〉の存在証明と絶対への志向性 第二章 『黄色い人』--〈白〉と〈黄〉の対立を超えるもの 第三章 『海と毒薬』--日本人における罪意識と救済の可能性 第二部 弱さへの共感と〈同伴者イエス〉の創出 第一章 『最後の殉教者』--対照の構図が鮮明化する信仰 第二章 『おバカさん』--日常性からの飛翔としての〈笑い〉 第三章 『わたしが・棄てた・女』--作品構造から見た出会いの「痕跡」 第四章 『沈黙』における〈沈黙〉の意味ーー「神」と「人間」の関係性を視座として 第三部 愛と連帯を視座とした現代的状況への挑戦 第一章 『悲しみの歌』--現代における愛のリアリティの提起 第二章 『女の一生 一部・キクの場合』--キクの「一生」を包括する〈語り手〉の視点 第三章 『女の一生 二部・サチ子の場合』--愛の可能性と開かれた宗教への問いかけ 第四部 老いと死の先にある永遠なるもの 第一章 『侍』--二つの物語の交錯をめぐって 第二章 『スキャンダル』--もう一人の自分に表象される〈悪〉と〈老い〉の動態 第三章 『深い河』--魂のドラマを開示させる〈場〉としての「河」と「ほとり」 第四章 『深い河』--美津子の魂の旅程における〈母なるもの〉の内実 第五章 『深い河』における宗教性ーー感じる主体としての自己と「永遠」との〈つながり〉 結 あとがき 初出一覧 索引

この本の見どころ (キョウハツ独自解説)

11月発売の小説・書籍943冊中、価格は上位0%(4位)に入る高価格帯。

この本のデータ (キョウハツ独自集計)

同日発売(金曜日)
260件
同ジャンル 53件
鼎書房 の発売傾向
金曜日が最多
本作は金曜発売
11月の小説・書籍内 価格順位
4位 / 943件中

11月27日の同日発売