リハチョフの文芸学:ドストエフスキー論と批評の視点
発売日: 2026年10月9日
ISBN: 9784910100524
1,650円
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1960 年代にすでにリハチョフはドストエフスキー文学のいわゆるポストモダニズム的な性格を洞察し明確に分析していた。1963 年にミハイル・バフチンの『ドストエフスキーの詩学』が出て、対話性、ポリフォニー性といった面が注目され多く論じられるようになったが、小説の構造、語りや叙述のスタイルといった文学研究の視点からいえば、リハチョフのアプローチの方がより革新的で説得力があるとさえいえる。ドストエフスキーを5つの側面から読み取る評論と文芸批評の要点を語る5つの評論。
第一部
1 ドストエフスキーの「年代記的時間」
2 リアルなものと信憑性のあるものの探索
3 ドストエフスキーにおける「粗雑な語法」
4 ドストエフスキーの「序文的な物語」
5 ドストエフスキーのゴシック風の窓
第二部
1 形式への羞恥
2 芸術の「不確定性」と様式の傾向について
3 文芸学の確定性について再論
4 文芸学の社会的責任
5 歴史は真実の母
【付論】リハチョフとバフチンーーリハチョフのドストエフスキー論に寄せて(木下豊房) 168
あとがきにかえて(高橋誠一郎)
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