カズオ・イシグロの世界を探検する
発売日: 2026年12月8日
ISBN: 9784875715917
3,190円
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長崎からの記憶と文学への旅。ノーベル賞作家カズオ・イシグロ誕生の軌跡をたどり、新たに発見された戦争と被爆をめぐる家族の歴史と作品テーマの関連を読み解き、その世界観の深奥を探る一冊。
(以下、「あとがき」より)
本書ではイシグロの大きなテーマである戦争協力と被爆が、どのようにして問題化されてきたのかを探った。音楽に情熱的な関心を抱いていた青年がいかにして文学者として目覚め、その技量を磨いてきたのかも興味深いテーマであった。
その結果、第二次大戦をめぐる家族の歴史が作品の根底にあることがわかり、軍国主義を進めた教育者像や戦争のプロパガンダに協力した画家の姿を描いたイシグロの思いがこれまでよりもいっそう深く理解できるようになった。その意味で、長崎からカズオ・イシグロの世界を探索したことには意義があったと言えよう。
また、小学校における物語の創作活動という新しい指導法や、クリエイティブ・ライティングという新しい学科での実験的創作法などもとても興味深かった。さらに、10代のころシンガー・ソング・ライターをめざしていたイシグロがどんな詞を作っていたのか解明できたのも収穫であった。
はじめに
目 次
序 章 はじまりは長崎から
第 1章 長崎で生まれギルフォードへ
第 2章 シンガー・ソング・ライターをめざして
第 3章 作家への転身
--UEAの創作学科大学院へ
第 4章 小説家としての旅立ち
第 5章 初期の作品と被爆のテーマ
第 6章 『遠い山なみの光』の心模様
第 7章 「長崎から逃れて」と「戦争のすんだ夏」
--被爆と戦争協力のテーマ
第 8章 『浮世の画家』
--戦争を生きた芸術家の葛藤
第 9章 『日の名残り』
--崩れ行く神話
第10章 『わたしたちが孤児だったころ』
--加害と被害の溶融
第11章 まとめ
あとがき
参考資料
この本の見どころ (キョウハツ独自解説)
12月発売の小説・書籍519冊中、価格は上位7%(38位)に入る高価格帯。開文社出版は普段木曜発売が中心ですが、本作は火曜発売と異例のスケジュールです。
この本のデータ (キョウハツ独自集計)
同日発売(火曜日)
75件
同ジャンル 10件
開文社出版 の発売傾向
木曜日が最多
本作は火曜発売
12月の小説・書籍内 価格順位
38位 / 519件中