村上春樹と第三の新人
発売日: 2026年9月3日
ISBN: 9784867931677
2,640円
※ 上記リンクは Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイトによる広告です。リンク経由の購入で当サイトが収益を得る場合があります(詳細)。価格・在庫は各サイトでご確認ください。
春樹文学、その核心と起源とは?
文学批評の新たなる可能性。
第三の新人(吉行淳之介、小島信夫、安岡章太郎、庄野潤三、長谷川四郎、遠藤周作)を春樹文学と比較し、新たなる再評価を試みる。
同時に、村上春樹文学の起源を第三の新人とそれを遡る戦前の自然主義に求め、春樹文学の核心と起源に迫る。
❶村上春樹文学の起源に関する考察や議論はあまりなかった。伝統と切り離され、突如現れたポストモダン的なものと認識されているところもある。しかし、村上文学は第三の新人たちの文学に大きな影響を受けている。その全容を明らかにする。
❷ 村上春樹は『若い読者のための短編小説案内』のなかで、第三の新人らの文学について詳細な考察を行っている。村上春樹の第三の新人への強い興味を示すものである。また村上春樹によるそうした考察自体が図らずも村上自身の文学観や創作方法を語るものでもある。本著は、『若い読者のための短編小説案内』を通して村上春樹の創作方法と文学観を明らかにする。
❸ 第三の新人(吉行淳之介、小島信夫、安岡章太郎、庄野潤三、長谷川四郎、遠藤周作)への従来の評価は高くない。本著は上記の計六人の作家を村上春樹文学との比較を通して新たな再評価を試みる。
❹ 村上春樹文学の起源を第三の新人とそれを遡る戦前の自然主義に求める。こうした系譜から、春樹文学を「心的リアリズム(内的リアリズム)」による「私小説」の一種であると再解釈する。
【目次】
はじめに
第1章 吉行淳之介
第2章 小島信夫
第3章 安岡章太郎
第4章 庄野潤三
第5章 長谷川四郎
第6章 遠藤周作
あとがき
索引
はじめに
第1章 吉行淳之介
(1)春樹の「水の畔り」論について
(2)「人形を焼く」、心的エネルギー、感染と転移
(3)「水族館にて」、「鳥獣虫魚」、世界没落感
(4)「原色の街」、「娼婦の部屋」、癒しの空間
第2章 小島信夫
(1)春樹の「馬」論について
(2)「洪水」、「棲処」、家と自我、平屋と二階建て
(3)「鬼」と吃音、疎通と渋滞
第3章 安岡章太郎
(1)春樹の「ガラスの靴」論について
(2)「蛾」と自我、耳の異変
(3)「ジングルベル」、「野の声」、幻聴、憑依
第4章 庄野潤三
(1)春樹の「静物」論について
(2)「メリイ・ゴオ・ラウンド」、「噴水」、虚無主義
第5章 長谷川四郎
(1)春樹の「阿久正の話」論について
(2)「鶴」、境界の消滅、自我の崩壊
第6章 遠藤周作
(1)宗教と自己、怪奇と自我
(2)自我と幽霊、怪奇と事実
あとがき
索引
この本の見どころ (キョウハツ独自解説)
9月発売の小説・書籍1006冊中、価格は上位8%(80位)に入る高価格帯。作品社は普段水曜発売が中心ですが、本作は木曜発売と異例のスケジュールです。
この本のデータ (キョウハツ独自集計)
同日発売(木曜日)
61件
同ジャンル 35件
作品社 の発売傾向
水曜日が最多
本作は木曜発売
9月の小説・書籍内 価格順位
80位 / 1006件中