タネリとオホーツクの風 -宮沢賢治『サガレンと八月』の続編ー
発売日: 2026年4月30日
ISBN: 9784866182001
1,980円
蟹になった少年は、「考えなければならないこと」に目覚めていくーー
アイヌの少年タネリは犬神にさらわれて、オホーツクの海の底で蟹にされてしまう…。
その冒頭だけ書いて中断し、以後書き継ぐことのなかった宮沢賢治の断片『サガレンと八月』。
樺太への傷心の旅の終着点を舞台に、賢治はどんな物語を構想していたのか。
今となっては全体像を知るすべのないその未完の小品の魅力に、創作をとおして新たに光を当てる試み。
海の生き物たちの命のありようを見つめながら、「考えなければならないこと」に目覚めていく少年の物語。
サガレンと八月 宮沢賢治 p.5
タネリとオホーツクの風 永井明彦 p.21
あとがき p.116