福知山市動物園 みわちゃんとウリ坊からの贈り物

福知山市動物園 みわちゃんとウリ坊からの贈り物

二本松 俊邦/二本松 昭宏

青志社

発売日: 2026年5月26日

ISBN: 9784865902037

1,870円

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京都府福知山市の小さな動物園「福知山市動物園」--。 朝の園内は、まだ人の波ができる前の、静かな時間でした。 開園を待つ門の向こうに、ちらほらと家族連れの姿が見えます。 園路には昨夜の露がうっすら残り、踏みしめると、砂利が小さくキュキュと鳴る。 鳥舎から聞こえる羽音と、遠くで鳴くフラミンゴの声。 その一つひとつが、今日も一日が始まることを知らせています。 「ほな、行こか」 柵越しに、私がそう声をかけると、子ザルのみわちゃんがこちらを振り向きました。 その目は、ただ音に反応したというよりも、「何か始まるぞ!」と分かっているような表情でした。 「散歩!」 その言葉を発した瞬間、みわちゃんの体が弾みます。 みわちゃんは、地面を蹴るように走り出し、迷いなくイノシシの子どものウリ坊のそばへ寄ったのです。そして、ひらりとウリ坊の背中に飛び乗ります。 それがあまりに自然で、何度も繰り返してきた動きのように見えます。 二匹が出会ってまだ一週間ほどです。 それでも、ずっと前から一緒にいたような息の合った動きでした。 午前中のただの散歩です。この二匹が、やがて町を越え、テレビや新聞に取り上げられ、日本中の人の心をあたためる存在になるとはーー。 その時は、まだ誰も知らなかったのです。 「プロローグ」より 福知山市動物園 みわちゃんとウリ坊からの贈り物 目次 プロローグーー二本松俊邦 第一章 山あいの町の小さな動物園 第二章 父の影響も受け、時計職人から園長をめざす 第三章 動物園の危機に直面した 第四章 どうやったらみんなが動物園に来てくれる!?? 第五章 みわちゃんとウリ坊、スター誕生! 第六章 思い出の動物たち 終章 老兵は黙って去るのみ 本書に寄せてーー二本松昭宏

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5月26日の同日発売