老いを見つめて
発売日: 2026年5月8日
ISBN: 9784865567434
1,980円
本書は、弁護士生活55年、82歳を迎えた現役弁護士が、実際に関わった事件をもとに綴る「老い」と「人生」の記録である。
弁護士の終活について(第一章)や、とある医師Aの親族をめぐる遺言・離婚調停・相続事件(第二章)、ベテラン弁護士ならではの事件対応について(第三章)など、多彩なエピソードを日記・エッセイ風にまとめた1冊。
相続、遺言、離婚ーー
人生の終盤で起こる出来事には、“人間の本音”が現れる。
病院のM&Aをめぐる親族の葛藤。
遺言書に託された想いやその裏で揺れる家族関係。
離婚調停の果てに見える、それぞれの人生の選択。
そこに登場するのは、特別な誰かではない。
どこにでもいるような、弱く、悩み、そして誠実に生きる人たち。
そして著者自身もまた、老いと向き合う一人である。
体力の衰え、心境の変化、仕事との向き合い方ーー
“老い仕度”の過程が、静かに、しかし率直に語られる。
「人はどう老い、どう生き、どう終わるのか」
本書はその現実を、一人の弁護士の実務経験から描く。
はじめに
第一章 老いを見つめる
1 老後生活への切り替え
2 今日の一日をどう過ごすか
3 事務所でのご隠居業務
4 最近の生活、国内旅行
5 老いを見つめる(1)
6 老いを見つめる(2)
7 老いを見つめる(3)
第二章 医師Aとのこと
1 医師Aの病院売却とM&A契約
2 医師Aの遺言書の作成
3 医師Aの離婚調停
4 医師Aの離婚調停不調
5 医師Aの遺産
6 遺言書を忘れる
7 医師Aの相続税
8 弟たちからの共有分割請求
9 医師Aの遺言執行
第三章 円熟の事件簿
1 Hさんの二人の娘
2 M君の遺産相続
3 ベンチャー企業N社の顧問弁護士
4 ある経営者との闘い
5 ある母の相続
6 顧問弁護士契約
7 ある経営者の遺贈
8 遺言書一四通を預かって
9 ある遺留分侵害請求事件
ある借家の明渡請求事件
おわりに
参照条文(民法)