文学の黄昏

文学の黄昏

松浦 寿輝

草思社

発売日: 2026年9月29日

ISBN: 9784794228604

3,520円

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樋口一葉、北村透谷、萩原朔太郎から 三島由紀夫、中上健次、大江健三郎、古井由吉まで、 巨星たちの「魂」に触れる、渾身の近現代文学論。 この二十年間に発表された批評、随想、講演録、インタビューを集成。 詩も小説も言葉で書かれる。絵でも映像でも楽音でもなく、言葉によって表現されるものが文学である。何を今さらそんな初歩的なことを、と首をかしげる向きもあるかもしれないが、自明と見えるこの一事を改めて再確認することからしか、文学をめぐるいかなる論も始められないというのがわたしの考えだ。(「平準化と特異化」より) [本書の内容] 1 平準化と特異化 2 古井由吉さんを悼む/静かな暮らしーー古井由吉/もはや年齢がないーー偏愛的「古井由吉他撰作品」/古井由吉の文ーー三回忌に寄せて/追悼 大江健三郎/大江健三郎の死/誠実と猛烈ーー大江健三郎/ドナルド・キーンさんを悼む/ドナルド・キーンの世界/キーンさんのこと/「非凡な人物」の肖像ーードナルド・キーン『石川啄木』/小さな名著ーードナルド・キーン『二つの母国に生きて』/平凡社ライブラリー 私の一冊ーー高階秀爾『ルネッサンス夜話 近代の黎明に生きた人びと』/言語をゾンビ化するーー筒井康隆/「人間的」とはーー筒井康隆/中上健次の「文」/名前の悲劇ーー中上健次『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』/荒事師にして色事師ーー吉増剛造全詩集によせて/自由人・高橋睦郎/弔辞 阿部良雄先生を送る/栄光ある孤立ーー丸谷才一『エホバの顔を避けて』/四十代の奇蹟ーー辻邦生/三島という大きな謎ーー三島由紀夫/山中智恵子の一首/葛原妙子の美と戦慄/疲労と憤怒ーー追悼 吉本隆明/悲嘆と慰藉ーー森有正/男性というものの秘密ーー太宰治「彼は昔の彼ならず」/遅滞のない速度ーー金子光晴『マレー蘭印紀行』/詩集の全体を堪能するーー西脇順三郎『Ambarvalia・旅人かへらず』/詩をどう読むかーー石原吉郎、西脇順三郎、粕谷栄市、松浦寿輝/内田百間生誕百三十年に寄せて/言葉の冥界をさまようーー内田百間「冥途」/萩原朔太郎の天才/『月に吠える』--その力業、唄、冒険/「憂鬱なる花見」の年にーーパンデミックのなかで萩原朔太郎を読み直す/荷風という男/「言文一致」--書き言葉の激変/透谷と一葉ーーもう一つの〈近代〉/小川町界隈ーー夏目漱石/薄日さす町の宿命ーー芥川龍之介 3 カズオ・イシグロのこと/パトリック・モディアノ/身体に根ざした豊饒な世界開くーール・クレジオの文学/追悼 ジョン・ル・カレ/「太陽宮」の魅惑ーーE・R・バローズ/喪は過ぎ去らないーーロラン・バルト『喪の日記』/「反知性主義」に陥らないための必読書ーーバートランド・ラッセル/チェスタトン、ゴダール、モンティ・パイソン/クレピュスキュールの人ーーヴァレリー(…) 4 本から本へ/私の「海外の長篇小説ベスト10」/英国の近・現代文学をめぐって/私が薦める河出の本/この三冊 上海/岩波文庫私の三冊(…)

この本の見どころ (キョウハツ独自解説)

9月発売の小説・書籍1070冊中、価格は上位5%(52位)に入る高価格帯。草思社は普段月曜発売が中心ですが、本作は火曜発売と異例のスケジュールです。

この本のデータ (キョウハツ独自集計)

同日発売(火曜日)
118
同ジャンル 33件
草思社 の発売傾向
曜日が最多
本作は火曜発売
9月の小説・書籍内 価格順位
52位 / 1070件中

9月29日の同日発売