《フリー・ジャズ》研究
発売日: 2026年5月26日
ISBN: 9784760156665
2,420円
あの日、何が起きたのか?
1960年12月21日、ニューヨーク。アトランティック・スタジオ。
オーネット・コールマンら、8人のジャズメンによる『Free Jazz』が録音された。
その37分間は、フリー・ジャズという言葉を広め、ジャズ界に大きな衝撃を与えた。
けれど、『Free Jazz』とはどのような「音楽」だったのか。
その中で何が演奏されていたのかは、これまで具体的に語られてこなかった。
本書は、その空白に向き合う。
ステレオの左右に配置された二つの四重奏が、互いに反応しながら同時に演奏するーーそれもぶっつけ本番・編集なしの一発録りで。
その全過程を、全編採譜と解析によって読み解く。
そこにあるのは、単なる「自由」なのか。
オーネット・コールマンの前衛性の核心とは何か。
大谷能生による、ジャズ批評のひとつの到達点。
まえがき
#1 少年時代
--テキサス、戦前と戦後、ビバップと放浪
#2 デビュー
--「擬態」と「呼吸のかたちのリズム」
#3 1960年12月21日
--『Free Jazz』解析
#4 作曲家オーネット
--モード、自然親和性、下方倍音列、ハーモロディクス
後日譚(あとがきに代えて)