ガラスの天井は破られたか

ガラスの天井は破られたか

坂東眞理子

笠間書院

発売日: 2026年9月28日

ISBN: 9784305710970

1,980円

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「ガラスの天井」とは企業や社会で女性やマイノリティのキャリアアップを、長年阻んできた障壁を、見えない天井に比喩した表現です。 2025年10月に高市早苗氏が日本で初めての内閣総理大臣に就任しました。しかし、現実には日本の女性は高い教育を受け、健康で長寿にもかかわらず、政治分野や経済分野では活躍できていません。その中で女性の総理大臣の誕生は「ガラスの天井」を破った画期的な快挙ですが、彼女の政治的立場は保守的であり、人権やダイバーシテイ、女性政策については積極的ではありません。 一方で日本の女性にかかわる政策は少しずつ整備されていますが、管理職や国会議員に占める女性の割合は世界的にみて低い水準のままです。多くの女性は非正社員として働き、賃金格差は大きく、母子家庭の貧困は子供の貧困をもたらしています。非婚、離別などによる単身高齢者が増える中で低賃金だった女性たちの年金水準は低く、社会保障財政もますます厳しくなることが予測されています。 この本では高市総理誕生の経緯と女性政策の進展という2つの柱で、現代の日本の抱える課題を考察していますが、女性にかかわる問題は女性総理が生まれても解決されないままに残されています。 イギリスで初の女性総理のサッチャー氏が保守的だったのと同様、高市総理も「女性だから」総理大臣に選ばれたのではないとして、女性の地位の向上や人権の尊重などは強調していません。本書ではそんな高市総理の女性政策と戦後81年の男女共同参画を分析、今後の展開を考察してきいきます。 はたして高市早苗はサッチャーになれるのでしょうか?

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