安楽死特区
毎熊克哉/大西礼芳/加藤雅也/筒井真理子/板谷由夏/下元史朗/友近/gb
発売日: 2026年7月8日
ISBN: 4907953241831
3,476円
『痛くない死に⽅』『夜明けまでバス停で』『「桐島です」』の⾼橋伴明監督が、安楽死を問う衝撃の社会派ドラマ『安楽死特区』
■2025年6月、イギリス議会下院は、終末期の成人の「死を選ぶ権利」を認める歴史的な法案を可決した。
オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ポルトガル、ニュージーランド、カナダなどですでに合法化されているが、イギリスで事実上「安楽死」が合法化されれば、日本の世論にも大きな影響を及ぼす可能性が示唆されている。映画『安楽死特区』は、近未来の日本で「安楽死法案」が可決され、国家主導で導入された制度のもと、人間の尊厳、生と死、そして愛を問う衝撃の社会派ドラマである。
■原作は、在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説(ブックマン社刊)。近未来の日本政府が承認する安楽死の要件を満たしてもなお、葛藤する人々の心情をリアルに描く。
■本作の監督は、『痛くない死に方』(2020)、『夜明けまでバス停で』(2022)など、死生観と社会問題に真摯に向き合ってきた高橋伴明。脚本は、『野獣死すべし』(1980)、『一度も撃ってません』(2020)など、日本映画界を代表する脚本家・丸山昇一。現代日本が抱える矛盾と倫理を、鋭く、かつ情感豊かに描き出す。
■主人公のカップルは、若年性パーキンソン病を患い、余命半年と宣告されたラッパー・酒匂章太郎と、彼のパートナーでネット記者の藤岡歩。安楽死に反対のふたりは、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区「安楽死特区」への入居を決意するが、入居者たちの多様な境遇と苦悩、そして医師たちとの対話を通じて、心に微細な変化が訪れる。
■章太郎役を務めるのは、『「桐島です」』(2025)の毎熊克哉。恋人・歩役には『夜明けまでバス停で』の大西礼芳。特区の実態を告発するために突き進む歩が、章太郎の心境の変化に直面する様は、観る者の心も激しく揺さぶる。
■末期がんに苦しむ夫婦役で平田満、筒井真理子、認知症を抱え、死なせて欲しいと願う元漫才師役で余貴美子が出演。そして、「安楽死特区」の特命医を演じるのは、加藤雅也、板谷由夏、下元史朗、奥田瑛二。歌謡漫才のたまや役で、余貴美子の妹を演じるのは友近。尾形の元妻役で鈴木砂羽が出演。また、シンガーソングライターのgb(父はKool & The Gangのジョージ・ブラウン!)が毎熊克哉とラップを披露する。
■最期のときを迎える患者と、その選択を支える医師、そして愛する者ーーそれぞれの視点が織りなす群像劇である本作は、章太郎と歩の関係を軸に、制度と人間、理想と現実の狭間で揺れ動く人々の姿を描き、見る者一人ひとりに、生と死の根源を見つめさせる静かで重い問いを投げかける。
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